開催中です。

私も出品している展覧会が東京芸術大学で始まりました。

薪技芸2回オープニング

オープニングの様子。
たくさんの人が集まっていますが、6割くらいが中国からの方でしょうか。

それにしても、日比野克彦さんはいつのまにやら美術学部のトップになっていたのですね。

薪技芸2回01

私は四角い箱を出品。
材料はシカモアとソフトメイプル。

薪技芸2回02

ルーシー・リーの陶器を所有しているお客様から器を入れるための箱の制作依頼があり、展示に合わせて制作いたしました。

薪技芸2回鍵

金の鍵が取り付けてありますが、表参道のオーダーメイドジュエリーのお店、ZORROさんに既製のものを加工してもらい、真鍮部分は夜な夜な自分で制作。

薪技芸2回1F

陳列館一階の様子。

薪技芸2回2F

陳列館二階。

薪技芸2回ロダン

初日は梅雨時らしいあいにくの天気で、ロダンの彫刻も冷たく濡れています。

10年前に亡くなった青磁の人間国宝だった三浦小平二さんが
ご自身の展覧会で配っていたメモを思い出す。

「深く、恐ろしく真実を語る者であれ。
自分の感ずるところを表現するに決してためらうな。
たとい既成観念と反対である事がわかった時でさえもです。
おそらく最初君たちは諒解されまい。
けれども一人ぼっちである事を恐れるな。
友はやがて君たちのところへ来る。
なぜといえば一人の人に深く真実であるところのものは、
いっさいの人にもそうであるからです。」

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第2回薪技芸・炎

ブログ薪技芸_A4_表

「薪技芸」と書いて、しんぎげいと読みます。
昨年末に北京、上海と場所を変えて展示が行われましたが、第2回を日本で開催することになりました。
7月21日(木)から東京藝術大学の陳列館で11日間の展示です。

私は新作一点のみの出品ですが、国内外のアジアを中心とした工芸作家が多数出品いたしますので、ご興味のある方は是非この機会に足をお運びになってご覧ください。

展示が始まりました

田園の美術館01

本日からいすみ市、田園の美術館 「吉野郁夫|木の家具 展」が始まりました。

ゆったりとした空間を贅沢に、時に大胆に使って展示しております。
手持ちの丸太を2本ほどチョイと転がしてありますので、こんな材料からあんなものが出来上がるのかと想像してみて下さい。
実際に手に取って、微に入り細に入り、まじまじと見ることのできる逃げも隠れもしない作品もありますので、ぜひぜひ手に取って見て下さい。

ひとくちに家具と言っても色々、素材を溺愛する一人の人間の思いや活動の一端を、一人でも多くの方に知ってもらえる良い機会になればと思っております。

よろしくお願いいたします。

展示のお知らせ

吉野郁夫|木の家具展

同時開催で
金子透・伊藤裕嗣 金工小品展

会場   田園の美術館(いすみ市郷土資料館)月曜休館(祝日は開館し翌日休館)
展示期間 2014年10月4日(土)〜12月23日(火)
開館時間 9:00〜16:30 入館無料

10月から展示があります。
すべて新作というわけではないのですが、アメリカ留学時代につくった未公開作品や実習でつくったサンプルと資料も展示します。クレノフ教の信者なら必見のコーナーになります。
あとは普段なかなか目にする事の出来ない、原材料から完成品に至までの制作の過程など、従来の「展示会」という枠にとらわれない常識はずれの展示になればと考えております。

残りの準備期間も約3週間となり、朝から晩まで滝のような脳内麻薬を浴び続けておりますが、つくったものはあくまで精緻な仕上がりです。

須田悦弘展

美術館に行くのが趣味ってわけではないのですが、
やはり気になってしまうわけです。

あ!あの人があんなところで展示してる、とか。
へえ、なんだかおもしろそう、だとか。
夏休みの子供向け企画はどんなのかしらん、とか。

結局のところ、自分と同じ生身の人間がギリギリのところで何かを表現している情熱の飛沫をビシビシと感じたい!美しいものに触れたい!という、単純な気持ちで美術館に行くだけなのかもしれません。

というわけで、行って参りました「須田悦弘展」
千葉市美術館は初めて行きました。
結論から言うと、とにかく作品は相変わらず素晴らしいし、同時開催の「須田悦弘による江戸の美」も、美術館におとなしく収められがちな古美術と現代の作品がコラボレーションすることで、生々しいくらい新鮮なものに変貌していて非常におもしろかったです。

しかし、しかしですよ。
いやー、もう何て言ったらいいのでしょう。
これが連休明けの平日だったら、あるいはよかったのかもしれません。
よく言われるように「見せ方も作品のうち」だとしても、ちょっと限界があるかなぁ、、、と考えてしまう。
作品が作品だけに仕方ないと思ってはみるものの、どうしたらいいんだろう?
と、一方では考えてしまう。
つまりですね、、、

作品を見ようと美術館に行き、上着もロッカーに預け、心なしか気分も軽やかに受付でチケットをもぎってもらい「さて見るかな」というワクワク感で展示室に入るやいなや、ずらーっと人が長蛇の列を成していて、えっ?これじゃあまるで舞浜のネズミ王国ランドのアトラクション待ちと同じじゃないか!という状況になっているのです。
地方の美術館にあるまじき異様な光景です。
なんと最初の作品を見るまでに20分以上列びましたよ。
想像してみてくだい。
小学校の体育館に、ルンペンのおじさんがつくったような段ボールハウスがポン、ポン、ポンと三つ置いてある。その中に潜り込んで中にある作品を見ることが出来るのはたった一人だけ。
しかも自分の順番が回ってきたら作品を見る前にケータイカメラで撮っている女子も大勢いるせいで、余計に時間がかかる。

それじゃあ列びますよね。
おまけに僕のすぐ後ろでブツブツ文句を言っていたおじさんが美術館の女性係員にもうちょっと詰めて下さいと言われたとたん、待たされていることの不満をねちっこくイヤミ増し増しでその女性に言ったりして、平常心を保ってゆっくり鑑賞どころではなかったです。
僕自身も辛抱強く列んでいざ自分の順番が回ってきたとしても、後ろにあれだけ人が列をなして待っていたら気になって集中できない。
特に展示の前半はそんなかんじだったので、何ともすっきりしない展示だったのです。
絵を見に行ったのに人を見に行ったとはよく言ったものだ。

とはいえ、、、
不況だ、不況だといわれる時代にあっても、美術館で作品を展示できる現代の作家がいて、それをわざわざ見に来る人がたくさんいるなんて、素晴らしいじゃないか。
お腹が満たされるわけでもない美術なんて真っ先に見捨てられる状況において、何より救いがあるじゃないか。
当たり前だけど、世の中銭金ばかりじゃないんだ。
と、結局のところ僕はそんな風に思うのです。

須田悦弘 展

図録をみてビックリしたのですが、掲載されている写真のほとんどは作者本人が撮影しているとのこと。
すごい!これはもうプロの域です!