
春になったからだろうか、工房すぐ裏の用水路にオオバンが頻繁に来るようになり、鳴き声を聞くだけで「ああ、いるな、、、」と、わかるようになってきた。
見た目は真っ黒でカラスみたいな水鳥だし、別にこれといって特別な思い入れなど全くないのだけれど、変な偶然がたまたま重なり、今まで存在すら知らなかった水鳥と一緒に生きてゆくようになった。

脅かすように近づいてゆくと、水面を駆けてゆくように逃げていくので、そーっと近づいてよく見ると、コンクリート壁に生えている苔や藻をくちばしの先で突いて食べている。
自然の水辺に生えている水草を食べることを考えると、ちょっと気の毒になってくる光景だ。

音もなくスイーっと壁に近づいて、、、


無心につっつく。

武士は食わねど高楊枝といわんばかりの、いたって涼しい顔でまた次のターゲットに向かう。
たくましいよね。

10年以上前に盆栽で頂いたカエデも、気が付けば見上げるような樹高になり、今年も黄色い花が咲き始めました。